「Xに対する逮捕状」を書いた フィリップ・マクドナルドについて

浅野総一郎は好きな推理作家が何人もいますが、そのうちの1人が「Xに対する逮捕状」の作者であるフィリップ・マクドナルド先生です。アントニー・ゲスリン大佐のシリーズをはじめ、数々の推理・サスペンス小説を執筆しており、またハリウッドで脚本家としても活躍していました。もっとフィリップ先生のことを知ってもらうために、浅野総一郎が色々調べてみたのでご紹介しましょう。

「Xに対する逮捕状」フィリップ・マクドナルドの経歴について

フィリップ・マクドナルド先生は1900年11月5日、イギリスロンドンに誕生しました。作風はフェアプレイでゲーム趣向となっており、多くの評論家やファンから支持を得ており、浅野総一郎もファンの1人です。しかし、なぜか邦訳が少なく、重版もほとんどないため入手困難になることが多く、「幻のミステリ作家」という異名もファンの間で付けられています。実は、フィリップ先生の有名な作家一家として知られており、祖父は児童向けファンタジー作家で有名なジョージ・マクドナルド、父も有名作家のロナウド・マクドナルドです。父親のロナウド氏とはオリヴァー・フレミングの名で共作していたこともあります。

代表作のアントニー・ゲスリンシリーズ

アントニー・ゲスリン大佐が初登場するのは、1924年に発表された長編作品の「鑢(やすり)」です。「鑢」のストーリーは梟誌の編集長を務めるサスペンサー・ヘイスティングの元に秘書のマーガレット・ウォレンが「大蔵大臣ジョン・フードが殺害される」というスクープを持ってきます。ヘイスティングは事件の取材の同行者として、優れた頭脳を持つゲスリン大佐を選抜するところから話は始まります。「Xに対する逮捕状」もゲスリンシリーズの一作で、ゲスリン大佐の活躍を楽しめる作品です。

渡米後の活躍について

フィリップ先生は1931年にハリウッドへ渡米しており、そこでは映画やラジオ、テレビの脚本も手がけ、ミステリからしばらく離れることになります。そのあと、再びミステリ作品を発表しますが、以前の作風よりもサスペンスやスリラー要素が強くなった印象です。彼は20作品の長編や短編を発表しており、短編もアメリカ探偵作家クラブ賞に二度も受賞しており、長編・短編問わず評論家からも高く評価されていました。フィリップ先生は1980年12月に死没しており、死後も作品は多くのファンの心を掴んでいます。浅野総一郎は好きな「Xに対する逮捕状」やゲスリンシリーズは面白いので、気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
by ckci3838385 | 2018-08-10 18:42 | Xに対する逮捕状について | Comments(0)